200勝達成した過去の投手と黒田との比較

プロ野球名球会入りの条件として、

野手は2000本安打達成

投手は200勝達成

というのがありますが、投手の200勝達成の方が圧倒的に難しい・・・!です。

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最近200勝を達成した投手

最近達成した投手は、

在籍年 名前
1997~2016 黒田博樹 200 181
1986~2015 山本昌 219 165
1982~2010 工藤公康 224 142
1976~1994 北別府学 213 141
1968~1990 村田兆治 215 177

この通りで、1990年代以降、たったの5人しか達成した人がいません。

200勝投手自体は、26人。

 

それに対し2000本安打達成者は50人近くいます。まぁ単純に野手の方が人数が多いですから比較はできませんが、昔と比べて投手は中5日登板になっており、かなり200勝を達成するのは困難になっています。

 

何といっても、10勝を毎年続けても20年はかかりますからね。昔の登板しまくっていた時代ならいざ知らず、投手の分業制が確立している現代において10勝を20年続けるのは相当に難しいです。

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黒田投手と最近の200勝投手特徴

 

黒田投手

黒田投手はカープ時代は速球派の投手でしたが、メジャーではそれは通用しないと投球術を変更。ツーシーム(本人はシンカーと言っています)をメインに変更。

メジャーでは特に打たせて取るピッチングを心がけ、三振数は少ないのですが投球数がかなり少なくなっています。また、打たせてとるにはツーシームが最適です。

制球力も優秀です。精神力も非常に強く、ピンチに強いです。

 

山本昌投手

大きく曲がるスクリュー、そして異常な回転数を誇るノビの良いストレート、そして制球力が良いピッチャーです。

通常ピッチャーがストレートを投げると、球が打者に届くまでに重力で落ちるのですが、バックスピンがかかっていると球が落下しにくくなります。

このバックスピンが強いと、打者からすると球が浮いているように見えて、非常に打ちづらくなります。

通常のピッチャーの球の回転数はだいたい37.8回転/分なのですが、山本昌の場合それが54回転と、通常のピッチャーの1.5倍ほどの回転がかかっています。

その結果、ストレートの球速は決して早くないのですが、かなり打たれにくく、山本昌のストレート使用率は45%と松坂並みのストレートピッチャーとなっています。

 

工藤公康投手

大きく曲がるカーブと、凄まじい制球力、そして球速の使い分けが特徴の投手です。

特に工藤選手のフォームは非常に理想的で美しく、教科書的とされています。

工藤投手は、ストレートの球速とカーブの球速を何パターンにも使い分け、投球術を駆使して打者をほんろうするピッチャーです。

 

北別府投手

北別府投手も、非常に素晴らしい制球力の持ち主で、特にフォームが美しいと言われている投手です。

広島大学が北別府投手の投球時の方の動きを解析したところ、まったく無駄がないと驚かれた逸話があります。

特に速球がすごいとか変化球がすごいとかはないのですが、とにかくコントロールがよく精密機械と呼ばれた投手です。

 

村田兆治投手

マサカリ投法が特徴の投手です。上述したピッチャーたちと違い、コントロールよりも速球とフォークの切れ味に磨きをかけた投手で、

暴投回数がなんとNPB史上最悪の投手です。しかし、それでも失点は少ないのは本人にとって誇りのようです。

現役を退いてからも、マスターズリーグで140km以上の球速を維持し続け、60歳を超えてもなお130km台の速球を投げる驚異の投手です。

人生先発完投を座右の銘としています。

 

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