下剋上受験で、親塾で子供の成績を伸ばすことを成功しているのを見て、
『うちも親塾でやってみようかしら?』と考えているお母様やお父様は多いと思います。
そこで、親塾で勉強をすすめていくメリットとデメリットについてまとめました。
是非参考にしてみてください。
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親塾のメリット
画像引用元 http://benesse.jp/
親塾のメリットは、
- 子供と苦労を分かち合える
- 我が子のためだけのオーダーメイド授業が出来る
- 子供との絆が強くなる
- 塾より安い費用で勉強できる
という点があります。
1.子供と苦労を分かち合える
画像引用元 http://www.s-re.jp
当然ですが受験勉強はかなりキツイ仕事です。お母さん(お父さん)も一緒に子供と勉強するとなると、子供の苦労を分かってあげられるのが親塾のメリットでしょう。
ただ、子供を塾に預けて「勉強しなさい」と言っているだけでは「じゃあお前も頑張れよ」と内心思われ軽蔑される可能性があります。また、子供の成長を間近で見るチャンスを逃してしまいます。
一緒に子供と頑張る姿を見せることで、子供は「お母さん(お父さん)は自分の苦労を分かってくれている」と安心して、素直に尊敬していうことをよく聞くようになってくれます。
2.我が子のためだけのオーダーメイド授業が出来る
画像引用元 http://vokka.jp/
普通に学習塾に通っていたのでは、分からないまま先に進まれる・・・もしくは分かり切ったことをやらされる可能性が高いです。
原作の下剋上受験では『新学年になると新入塾生のために前学年の内容を再度やらせる。すでにいる生徒には反復が大事だと言い、新入塾生は入りやすくなる。うまい商売だ』と書かれています。
新入塾生に合わせるため、既に分かり切った内容をやらされることがあるようですね。
逆に『塾は私達中卒のような本物のバカが分かってない。結局賢い子が上澄みが上位クラスに行き、我々のようなバカは下位に沈むのだ。』とも言っています。
塾は集団授業なので、分からないのに置いてけぼりにされて、どんどん下に落ちていく…ということがあります。結局、地頭が良い子が上に行き、悪い子は下に落ちていく構造になっているようです。
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3.親子の絆が強くなる
画像引用元 http://myhappi.jp
下剋上受験を見ていて思ったのが、親子の絆が本当にめちゃくちゃ強くなる、ということです。
下剋上受験では、受験勉強を通して、父親は『こんな顔で娘は笑うのか』初めて発見した。と書いてあります。娘の成長を間近で感じられたみたいですね。
娘も『お父さんのおかげでここまでこれた、本当にありがとう』と受験を終えて感謝します。これを聞いて父親は『こちらこそ本当にありがとう』と泣きます。父と娘は地獄のような受験勉強を一緒に乗り越えて、強い強いきずなが出来たのでした。
4.塾より安い費用で勉強できる
画像引用元 ttp://www.setagayaku-mansion.biz/
塾にかかる費用・・・100~200万
下剋上受験で使った費用・・・50万以下(と思われる)
かなり安い値段で子供の学力を上げることが出来ます。
親塾のデメリット
画像引用元 http://matome.naver.jp/
親塾のデメリットについてまとめます
- 感情的になってしまう
- 情報不足
- すっごく大変!
では、それぞれ説明しますね。
1.感情的になってしまう
画像引用元 https://sokkadayo.jp
親塾の最大のデメリットとして、つい感情的になってしまうことがあげられます。下剋上受験の父親は、娘に対して何度も感情的に激しく怒っては後悔したそうですよ。
「娘はこんなに頑張っているのに、何で自分はこんなに怒ってしまうんだ」と悩み、イライラを止める精神薬まで医者にもらって、飲みながら娘と向き合っていました。
また、逆に娘に教えてもらう勉強をしたところ、本当に精神的に暴れたくなるほどまだるっこしくて嫌で、「娘はこんな気持ちで自分に教わっていたのか…」と実際に娘の立場に立ってみて、深く反省したそうです。
2.情報不足
画像引用元 http://illust-imt.jp
下剋上受験で致命的だったのが、情報不足です。
桜蔭中学校は、2月1日が受験日ですから、父親はそこに照準を合わせて勉強をしていました。しかし、実際の照準は大手塾の本番想定の模試の日である11月が照準でなければいけなかったのです。
11月の模試である程度完成させ、そこからは成績を安定させる作業に入るのが合格するコースなのですが、それを知らず2月1日に間に合わせてしまったため落ちた、と自分自身の情報不足をあとがきで嘆いていました。
そして、もう一度チャンスがあるなら、必ず塾に入れるだろう、と書いていました。
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3.すっごく大変!
画像引用元 http://charedo.jp/
下剋上受験を読んでみて思ったのが、本当にすっごく大変だということです。
下剋上受験の父親は
- イライラを抑えるために薬を飲んだ
- 夜中まで勉強して常に寝不足
- うつ病になり薬が増えた
- 受験後も薬を抜くために治療を受ける
- 知り合いの大学生にバイトを頼んで付箋をつけてもらう
などなど、とてつもなく苦労していることがうかがえます。この父親の場合、中卒で元の学力が非常に低いことと、年齢も50を過ぎているので飲み込みが遅いというので、徹夜までの勉強が必要だったそうですが・・・
この下克上受験の父親が先輩ママからもらった受験参考書も、母親の字でテキストに信じられないほどの書き込みがあったそうで、たとえ中卒でなくとも、子供に勉強を分からせる作業はとても大変なのです。
まとめ
親塾は仕事や家事をしながらだと相当しんどいと思いますが、子供の成長を間近で見ることが出来、絆を強くしてくれます。
管理人の感想としては、塾には最低限だけでいいので通わせて情報をもらいつつ、親も塾の内容を子供に教えるという『進学塾・親塾の併用』が一番いいのかなと考えています。
やはり子供にばかり受験でしんどい思いをさせるのはよくありません。
『子供が壁にぶちあたる時、ただ励ますのでなくその壁の高さを少しでも理解してあげる親でありたい。』と下剋上受験の父親も言っています。
進学塾と親塾を併用して、子供と一緒に頑張って、受験を通して親子ともに成長するのがいいのだろう、というのが下剋上受験を読んだ感想です。
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